ストックハウツー

クリスタ併用でストックフォト用イラストの効率が格段にあがった話

ストックフォトでイラスト販売するのにクオリティって大切ですよね。

ですが、先日のブログで書いたようにクオリティと同様に大切なのが量であり、

作業効率だと思っています。

現在登録枚数1500枚以上になりましたが、登録当初からずっとAdobe社の

illustratorで作業をしています。

 

イラレのメリットとデメリット

イラレは線と面で描く図形的なイラストです。

photoshop等にくらべて

○トリミング、ポージング、カラーリングなどの調整がしやすい。

○拡大しても画質が変わらないので印刷の際に解像度やサイズのこと考えなくていい。

一度描いたイラストはパーツとして使えるので作業時間が早くバランスがぶれない。

反面、

○描画系ソフトのような味のある線やペンの入り抜きのような線が描けない。

○平面になりがちで奥行きのあるイラストが描きにくい。

というデメリットを感じていました。

もちろん私の技術の問題といってしまえばそうなんですが、

やっぱりなんとかなるならなんとかしたいじゃないですか。

そこで色々と試してみました。

失敗だった対策

○手描き

時間短縮の関係で元々ラフというものを紙に描くタイプではありません。

しかしイラレにはライブトレースという便利な機能がありまして、

手描きイラストをスキャン、トレスでいい感じになるかと思ったのですが、

これはあまり上手く行かなかったです。

一つのイラストのシリーズを作るのに1週間〜数ヶ月かけて

つくっていくのですが、手描きだとイラストの雰囲気や頭身バランス

が変わってしまいまとまりのあるイラストが作れませんでした。

 

○フォトショブラシ

イラストレーターの中でもphotoshop一本で本当に惚れ惚れするような素敵な

イラストを描く方々って多くいらっしゃいますよね。

私もなんとかと思って色々挑戦したのですがこれも上手くいきませんでした。

どうしても作業が重たくなるし、ペンの入り、抜きが思うように調整できない、

フリーブラシは沢山あるけれど、ありすぎて探すのにすごい時間がかかると、

上手く使い切れなかったです。

 

一番良かったクリップスタジオ

そんな時、受注仕事の関係でたまたま購入したCLIP STUDIO PAINT PRO

クリスタってどうも漫画のイメージが強くてあまり興味がなかったのですが、

これが思った以上に良かった!興奮するぐらい良かったです。

○ペンの入り抜きがきれい

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水墨から丸ペンまでアナログ感のあるペンの種類がとにかく豊富な

上に細かくカスタマイズできて自分好みに微調整できるのが本当にありがたいです。

こちらはクリップスタジオで描画、イラレのライブトレースでベクター

にしています。

 

○3Dモデリングが使える

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人物の3Dモデリングがオプションで入っていて好きなポーズや体型

俯瞰やあおり構図で書き出すことができるんです。

jpgで書き出してaiで作業してますがこれがかなり便利でした。

今まで自分でポージングしていたのがなんだったんでしょう。

 

○安い!

なんとPROなら5,000円(税込み)です。(2016年現在)



まとめ

クリップスタジオにはPROとEXとあるんですが、漫画を描く必要がないならPROで十分。

イラレと併用して使用することで作業効率が格段に上がりました。

もし、最近イラストを描くのにつまずいていたり、マンネリになっているのなら、

ちょっといいとこ飲みに行った感覚でプラスしてみてはいかがでしょう。